Webサイトからの問い合わせや商品購入が思ったように増えない…。そんな悩みを抱えていませんか?もしかしたら、それは「セールスファネル」のどこかに問題があるのかもしれません。この記事では、セールスファネルの各段階で顧客が離脱してしまうポイントと、その対策について、具体的な事例を交えながら詳しく解説します。

この記事はこんな方におすすめ

  • Webサイトからのコンバージョン率を改善したい方
  • セールスファネルの概念は知っているけど、具体的な改善策が分からない方
  • 顧客の離脱ポイントを特定し、効果的な対策を打ちたい方

YUKI

今日はセールスファネルの離脱ポイントについて解説するわよ!

ニャン太

セールスファネルって、掃除機のフィルターみたいなもの?

YUKI

全然違うわ!例えるなら、お客さんをゴールまで導くための滑り台みたいなものよ。

セールスファネルとは?基本の「き」

セールスファネルとは、見込み客が商品やサービスを認知し、興味を持ち、検討し、最終的に購入に至るまでの一連のプロセスを図式化したものです。ファネル(漏斗)の形をしているのは、各段階で人数が絞り込まれていく様子を表しているからです。

ニャン太

なるほど!滑り台から落ちちゃう人がいるってことか!

YUKI

そうね。その落ちちゃうポイントを見つけて、落ちないように対策するのが今回のテーマよ。

セールスファネルの4つの段階

一般的なセールスファネルは、以下の4つの段階に分けられます。

  1. 認知(Awareness)
  2. 興味(Interest)
  3. 検討(Consideration)
  4. 行動(Action)

ニャン太

それぞれの段階で、どんなことが起こるの?

YUKI

じゃあ、具体的に見ていきましょう!

各段階の離脱ポイントと対策

1. 認知段階:見つけてもらえない!

この段階では、まずあなたのWebサイトや商品・サービスを見つけてもらうことが重要です。

よくある離脱ポイント:

  • SEO対策が不十分で、検索結果の上位に表示されない
  • SNSでの情報発信が少なく、存在が知られていない
  • 広告のターゲティングが曖昧で、適切なユーザーに届いていない

対策:

  • SEO対策:適切なキーワード選定、コンテンツの充実、被リンク獲得など
  • SNS活用:ターゲット層に合わせたプラットフォーム選び、定期的な情報発信、キャンペーン実施など(例:ハーゲンダッツのTwitterキャンペーン)
  • Web広告:リスティング広告、ディスプレイ広告、SNS広告など、目的に合わせた広告の出稿(例:Amazonの商品レコメンド広告)

2. 興味段階:魅力を感じてもらえない!

せっかくWebサイトにアクセスしてもらっても、魅力を感じてもらえなければすぐに離脱されてしまいます。

よくある離脱ポイント:

  • ファーストビューが魅力的でない
  • コンテンツの内容が薄い、分かりにくい
  • ユーザーのニーズに応えられていない

対策:

  • ファーストビュー改善:キャッチコピー、画像、動画などを活用し、一瞬で興味を引く(例:Appleの製品ページ)
  • コンテンツの質向上:ユーザーの疑問や悩みを解決する、具体的で分かりやすい情報を提供する(例:クックパッドのレシピ検索)
  • CTAの明確化:次に何をすれば良いのかを分かりやすく示す(例:Netflixの「無料体験はこちら」ボタン)

3. 検討段階:決め手に欠ける!

興味を持ってもらえても、購入や問い合わせを迷っている状態では、まだ離脱の可能性があります。

よくある離脱ポイント:

  • 競合他社との比較情報が不足している
  • 不安や疑問が解消されない
  • 購入・問い合わせのメリットが明確でない

対策:

  • 比較コンテンツ作成:競合製品との違いや、自社の強みを明確に示す(例:価格.comの製品比較)
  • FAQの充実:よくある質問とその回答を掲載し、疑問を解消する
  • お客様の声掲載:実際に利用した人の感想を紹介し、信頼性を高める(例:食べログの口コミ)
  • 限定オファー:期間限定の割引や特典を提供し、購入を後押しする(例:楽天のポイントアップキャンペーン)

4. 行動段階:手続きが面倒!

購入や問い合わせを決意しても、手続きが面倒だと途中で諦めてしまうことがあります。

よくある離脱ポイント:

  • フォームの入力項目が多い
  • 決済方法が少ない
  • エラー表示が分かりにくい

対策:

  • フォーム最適化:入力項目を最小限にする、入力例を表示する、エラー表示を分かりやすくするなど(例:Amazonの1-Click注文)
  • 決済方法拡充:クレジットカード、コンビニ払い、キャリア決済など、多様な決済方法に対応する
  • EFOツール導入:入力補助やエラーチェックなど、フォーム入力をサポートするツールを導入する

ニャン太

最後の最後で逃げられちゃうのはもったいないにゃ!

YUKI

そうね。だからこそ、各段階での対策が重要になってくるのよ。

今日からできること

まずは、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを使って、あなたのWebサイトの現状を把握しましょう。どのページで離脱が多いのか、どのキーワードで検索されているのかなどを分析することで、具体的な改善点が見えてきます。